カヌーで国立公園内の秘境の森を目指し、亜熱帯の森で森林浴や自然観察しながらトレッキング!亜熱帯の森の大木や珍しい生き物に会えるかも!?
まずは、ツアー集合場所から、ガイドさんが先導してくれる車についてカヌーの出発地となる福地ダムまで移動しました。福地ダムに着いたら、陸上でカヌーの操作レクチャーを受け、いざ漕ぎだします。トレッキングをするダム湖対岸の森までは片道20分程度。広いダム湖面で思いっきりカヌーすることができました。
湖の対岸にたどり着くと、このツアー専用の秘境の森が私たちを待っていました。この森は、ダムがあったために長い間人が足を踏み入れることなく手つかずの自然が残されていて、現在も、福地ダムの許可を得たガイドと一緒のツアーでしかアクセスできないことが、秘境と呼ばれるゆえんなのだと納得。1回のツアーは最大6名とごく少人数なため、プライベート感満載!
いよいよ、森のトレッキングです。亜熱帯の森には、普段見ることのないような生き物がたくさん。ジャングルのようなヒカゲヘゴ、沢沿いのシダ類、季節によっては、野生のランの花も見られます。そしてたどり着いたのは、樹齢100年をはるかに超えるオキナワウラジロガシの巨木。圧倒的迫力で、一本の木に見とれてしまいました。独特の板根も巨大です。
帰り道では、沢沿いを歩きました。やんばるの清流を歩いて、心が洗われるようです。国の特別天然記念物の、ノグチゲラというキツツキのドラミング音が聞こえてきて、姿を探しました。
帰途についた私たちは、再びカヌーを漕ぎ、車で福地川海浜公園へ戻ってツアー終了です。
帰り道の車窓から見えるやんばるの森は、来た時とは少し違って見えました。ガイドさんから、ツアーの道中で、ダムにまつわる話、やんばるの豊かな自然の話、地元で暮らすガイドさん自身のエピソードなどを聞いて、やんばるの森を少し身近に感じるようになったからかもしれません。