農家民泊で東村の大自然を堪能できるパイナップル収穫体験
宮城家の庭や建物の外観は大きな三角屋根、中に入ると吹き抜けの天井があるきれいな家。涼しい風が入って来て、とても心地の良い空間です。
早速パイン畑へ出発。畑でお父さんの善光さんにいきなり果汁いっぱいのパインを渡されました。贅沢に丸かじり、今まで食べたことのない甘さで、テンションが上がります。いざ自分でパイナップルを採ってみたら、思い通りにいかず大奮闘。慣れない作業だが、善光さんはいつも優しくて笑って見守ってくれ、気分が楽しくなりました。1時間くらいすると上手に採れるように。「自分が成長した!」と達成感。
収穫カゴもとても重くなり、体勢を気をつけないとバランスも崩しそう。農家さんは毎日このように一個一個作業をすると思うと、最初に食べたパインの甘さを思い出し、改めて有り難いと感じます。体験の最後は、自分で収穫したパインを切ってその場でパクリ。汗をかいて自分で採ったものは格別に美味しく感じます。
ちょうどこの日は地域の十五夜の祭り。人々が集まって一緒に月見をするイベント。民泊のいいところのひとつは、普段観光客が参加できない地域行事やガイドブックに載っていないスポットに連れてもらうなど、地元民の実際の生活を体験できると実感。
宮城家の晩ごはん後の恒例は、縁側でジュースやビルを飲みながらのお喋りです。善光さんと要子さんは、20代の頃に2年間くらい仕事で台湾に赴任をしていたそう。若い頃の海外経験のおかげで今でも国際交流を積極的に楽しむと教えてくれました。言葉が違っても口元の動きとその場の雰囲気を見て、気持ちが通じ合えるとご夫婦。
夜に要子さんに星を見に連れて出してもらいました。家から一歩登った車の通らない道に横になって、東村の風に包まれ、虫の鳴き声を聞きながら、星空と雲の流れをずっと眺めていました。日常生活や仕事の疲れを全部忘れるほど心が洗われた瞬間です。
東村は自然が宝。それ以外は何もない。運がよければ私が握る寿司食べられます!沖縄のくらしを是非一度体験しにきてくださいね。