釣り名人&寿司職人のお父さんと、お父さん大好きお母さんが温かくお出迎え
東村村営体育館近くにある金城さん宅へ。玄関前には沖縄の伝統魔除け「シーサー(獅子)」があり、優しい笑顔のお父さんの悟さんとお母さんの千代美さんが出迎えてくれます。寝泊りさせてもらう部屋へ荷物を置いて、簡単な自己紹介タイム。旅行が大好きで、日本国内だけでなく「台湾へも行ったことがあるよ~」と楽しそうに話してくれました。民泊受け入れを始めて4年に入り、その都度都度の出会いをとても大切にしているとご夫婦がお話してくれました。
話の途中、釣りが趣味のお父さんが磯釣りへ行こうと誘ってくれました。釣れなかったら今日の夕飯は無いと言われ、気合がはいります。
ヘソクリを貯めて買ったという、お父さん愛用の釣り竿は、どれも綺麗。竿の持ち方を教わり、釣るイメージはOK。餌付けはお父さんが手伝ってくれるので、初めて体験する人でも安心です。待つこと数分、身がたっぷりつまったシャクチをGET。釣り上げた後も、バタバタと活きがいいから、逃げられないように注意。魚の口には針が刺さった状態なので、取り外しはお父さんに手伝ってもらいます。
家ではお母さんが自慢の手料理を作ってくれていました。お父さんは昔寿司職人だった経験を持ち、二人そろって台所に立つことも多いそう。仲良し夫婦が作る晩御飯は優しさと愛情たっぷりです。
順番にお風呂も済ませ、みんな揃って「カンパーイ!」。釣ったばかりの魚もお母さんが揚げてくれました。新鮮な刺身、沖縄料理がズラりと食卓に並びお腹がすいた自然と笑みがこぼれます。
食後は、3本の弦を操って音色を奏でる、沖縄伝統の楽器「三線」にチャレンジです。
ディープな沖縄をまさに体感している旅のひと場面。芸達者なお父さんの気分は絶好調で、沖縄ならではの楽しく素敵な時間が過ぎていきます。
翌朝はゆっくり起きて、朝ごはんの支度。朝食は自宅で作って食べるのが一般的。家庭の味を味わえるのも民泊ならではの醍醐味です。のんびり朝食を済ませ、お世話になった金城さんとお別れのご挨拶。照れ屋なお父さんの笑顔を見に「また来ます」と約束をして。1泊とは思えないほどの濃い時間を過ごし、帰り際は少し寂しくなりました。
東村は自然が宝。それ以外は何もない。運がよければ私が握る寿司食べられます!沖縄のくらしを是非一度体験しにきてくださいね。